ディルは初心者でも簡単にベランダ・室内で育てることができます。
おすすめの育て方は、水耕(すいこう)栽培です。「汚れない・手間がかからない・安心して食べられる」とメリットばかり♪
「メリットがあるとデメリットもあるの?」とおもいますが、調べてみたところ、とくに見当たりませんでした。
その点からも、ベランダや室内でディルを失敗せずに育てるなら水耕栽培がおすすめ。
この記事では、【ディルの失敗しない育て方】を紹介しています。
また、ディルを育てた後の楽しみ方も徹底調査したので、これからディルをベランダや室内で育てる際の参考にしてください♪
初心者だから試したいディルの育て方。この記事を読み終える数分後には、不安だった気持ちがどこかへ吹き飛んでいることでしょう。
Contents
ディルの育て方はベランダや室内で♪水耕栽培がよい!
ディルはベランダや室内で育てることができます。おすすめの育て方は、水耕栽培!
水耕栽培の最大のメリットは、次の【3つ】です。
- 汚れない
- 手間がかからない
- 安心して食べられる
育て方が簡単な水耕栽培は、新しい家庭菜園としても注目されているのですよ♪
初心者でも失敗せずに、ベランダや室内でディルを育てることができるのです。
それではさっそく、水耕栽培について解説していきますね。
水耕栽培とは
水耕栽培とは、土をまったく使わず、液肥を入れた水にディルの苗を入れ育てる方法です。
栽培に必要な道具も少なく、栽培方法もとても簡単!
必要な道具
- 容器
- 液肥
- ディルの苗
- 水耕栽培用のスポンジ
栽培方法
- ディルの苗から茎の一部を切る
- 根の部分をスポンジでつつむ
- 液肥を入れた水につける
- 日当たり・風通しのよい場所におく
以上!簡単ではありませんか。必要な道具について補足すると、容器はなんでもOK!
100均で売っているガラスの容器へ入れても、おしゃれに飾ることができます♪
液肥は、プロも使っている「ハイポニカ液体肥料」がよいでしょう。
ディルの苗は、ホームセンターで安く買うことができますよ。
水耕栽培の栄養源は水のため、毎日変えます。新鮮な水のほうがディルも喜びます。
ディルが成長してきたら、液体肥料を与えてあげましょう。
おおよその頻度は2週間に一回程度。与えすぎると根腐れを起こしやすいです。
葉がしおれてきたら追加する、と覚えておくと失敗しにくいですよ。
20cmくらい伸びてきたら、新芽をつみとります。そうすることにより、枝分かれして収穫量がアップするのです。
30cm以上になったら収穫可能の合図!料理とともに楽しみましょう♪
そんな水耕栽培は、「汚れない・手間がかからない・安心して食べられる」と今注目を集めています。
では、水耕栽培のメリットを詳しくみていきましょう。
水耕栽培のメリット
水耕栽培の育て方はメリットがたくさん♪初心者にありがたいメリットを、ご紹介していきます。
汚れない
水耕栽培は、水と液肥のみで栽培するので、土は使いません。そのため、ベランダや室内が汚れないのです。
手が汚れるのが苦手な場合、これはとても嬉しいですね♪
手間がかからない
土を使った栽培は植え替えをしたり、間引きをしたりと手間がかかります。
しかし、水耕栽培は、水に入れるだけなので、手間がかかりません。
安心して食べられる
水耕栽培は無農薬!そのため、安心して食べることができます。
水耕栽培に必要なのは水と液肥だけ。液肥の主成分は、人体に悪影響がないものでできているため、安心して使うことができるのです。
簡単に栽培できて安心して食べられるのは、初心者にとってうれしいね♪
このほかにも、場所を取らずに栽培ができることや、天候に左右されないメリットもありますよ♪
とても簡単な栽培方法のため、初心者におすすめな水耕栽培。
ディルは種から育てることもできますが、初心者だと失敗しやすいです。
苗からの水耕栽培に慣れ、成功したら、種から育てることをおすすめします♪
ディルの育て方は日当たりがポイント!害虫対策も紹介
ディルの育て方で失敗しないポイントは、日当たりに気を付けることです。
育て方といっても日当たりのよい場所に置くだけなので、いますぐトライできますよ。
その前にディルのことを知っておきましょう。ディルが好きなものが分かると安心して育てることができます。
ディルの特徴
ディルの育て方を失敗しないためには、その特徴を知ることがカギ。
ディルの特徴
- 寒さに強い
- 暑さに弱い
- 日当たり・風通しのよい場所を好む
- フェンネルと似ている
ディルは寒さに強く、暑さに弱いです。適温は18~25度。そのため、4~6月・9~10月に栽培するとよいでしょう。
また、日当たり・風通しのよい場所が好きなディル。
日光不足になるとひょろひょろしてきます。そうすると、発育が悪くなるので、日当たりがよい場所に置くことがポイントです。
また、フェンネルとは一緒に育てないよう注意が必要です。一緒に育てると、ディルの香りや質が損なわれてしまいます。
見た目がそっくりなフェンネルとディル。苗を買う際、見間違えないように気を付けましょう。
ディルの害虫対策
ディルの害虫対策は、防虫ネットを被せることです。
ディルは病気や害虫には比較的強いですが、対策はしておいたほうが安心でしょう。
害虫が卵を産み付けてしまったら、あっという間にディルの葉を食べてしまいます。
害虫に気づいたら、とりのぞくことで対策ができますが、毎日ずっと見ているわけにもいきません。
そのため、防虫ネットをあらかじめ被せてあげると手間を省くことができます。
また、うどんこ病にも気を付けなければいけません。
うどんこ病は、葉っぱの表面に白いカビが生える病気です。
風通しが悪く湿度が高い状態は、うどんこ病が発症しやすいといえます。
発症すると全体に広がるスピードが速いので、見つけたらすぐ取り除きましょう。
うどんこ病を発症させないためには、風通しをよくすることがポイントです。
ディルを育て方と料理で楽しむ♪食べる以外の方法も♪
ディルの育て方が分かったら、あとは収穫しおいしく食べましょう。食べる以外でもディルを楽しむことができますよ♪
育て方をマスターしたら、やはりおいしく食べたい!どんな料理に合うのか、また食べる以外にも楽しめる方法をご紹介します。
育て方は完璧♪あとは私の胃袋を満たせばもっと完璧♪
ディルを育てたら食べよう♪
ディルは食用ハーブの中で最も用途が幅広いです。そのため、世界中の料理に使われています。
魚との相性が非常によいことから「魚のハーブ」とも呼ばれているのですよ。
ハーブなので、料理に加えると風味を引き立たせてくれるディル。ディルに合う料理を【3つ】ご紹介します。
【サーモンのてまり寿司】
ディルはサーモンとの相性が抜群!
刻んだディルを白米に混ぜてもおいしいです。
【サーモンのカルパッチョ】
「サーモン×ディル」の定番料理!
サーモンの臭みが消えて爽やかにしてくれます。
【野菜ピクルス】
ディルの個性が存分に発揮されるピクルス。
酸っぱさ・塩気を抑えてさっぱりと仕上げてくれます。
定番はサーモン料理に入れることですが、もちろん、肉・卵にもよく合います。
スープやパスタ・グラタンに入れてもおいしいでしょう。
私はサーモンが大好きなので、てまり寿司やカルパッチョと一緒にディルを楽しみたいと思います♪
魅力的な栄養素♪
ディルはカルシウムが豊富です。そのほかにも、ビタミンA・ビタミンC・食物繊維・鉄・マグネシウムなどの栄養素が含まれています。
ディルの歴史は古く、5000年前には古代エジプトの医師が治療薬として使用していたとか。
カルボンやリモネンといった薬効成分が含まれています。可愛い名前ですよね。
これらの成分は、鎮静、消化促進、利尿、口臭予防などの効能があるのですよ。
また、ディルは胃腸のはたらきを調整する効能があるため、肉や魚と一緒に食べると胃もたれや動脈硬化を緩和してくれます。
肉を食べると胃もたれする私には、とても嬉しい情報です(笑)
ディルの香りに癒されよう♪
ディルには可愛い名前の成分、カルボン・リモネンが含まれています。
健康にもよいですが、カルボンやリモネン由来の香りは、神経を落ち着かせてくれる効能もあるのです。
そのため、ハーブティーにして飲んだり枕に入れたりすると、安眠効果の期待ができますよ♪
まとめ
- ディルの育て方はベランダや室内でもできる
- 育て方でおすすめなのは、水耕栽培
- 水耕栽培は、水と液肥のみで栽培する方法
- 育て方が簡単なので初心者でも失敗知らず
- ポイントは、日当たり・風通しのよい場所におくこと
- ディルは栄養も豊富でどんな料理とも合う
- 香りをかぐとリラックス効果が期待できる
ディルは、水耕栽培なら初心者でも簡単にベランダや室内で育てることができます。
ディルの栽培をしたら、料理で楽しみましょう。ディルを料理へ加えるだけで、食卓がおしゃれに♪
ぜひ、ベランダや室内でディルの栽培を楽しみながら、香りに癒されてくださいね。