痩せたくてダイエット法を探したら、ラムネにたどりついたのですね。
でも、ラムネは甘いし逆に太るんじゃないかと心配になったのではないですか。
安心してください。コツをつかめば、ラムネを食べて痩せることは可能なのですよ。
ラムネは原材料がブドウ糖という糖質でできていますが、その性質をうまく利用することで痩せることができるのです。
世の中には、様々なダイエット法を試して成功した例があります。しかし、リバウンドも少なからずありますよね。
また、健康を損なっては本末転倒です。糖質を摂取するとなぜ太るのか、原因を知ることで痩せることができます。
現役の管理栄養士である私が詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んで下さいね。
Contents
ラムネで太るなら森永ラムネを試してみよう
ラムネを使ってダイエットをするつもりだけど、太るんじゃないかと思っているのですね。
心配しなくていいですよ。コツさえつかめば、太ることはありません。
そのコツとは、ブドウ糖を原材料とするラムネをお腹が空いたら2〜3粒食べることです。
ラムネには、原材料がブドウ糖ではなく、砂糖の場合もあるので注意が必要です。
食品には原材料の表示がされています。購入時には必ず確認していただき、ブドウ糖が原材料のものを選んで下さい。
その点、森永ラムネはブドウ糖が主原材料で、どこでも入手可能です。
ラムネの原材料がブドウ糖なら太る心配なし
森永ラムネは間違いなくブドウ糖が原材料ですよ。
決して、原材料が砂糖のものを購入しないで下さい。ダイエット効果はなく、かえって太ることになります。
ラムネの食べ方
空腹を感じたら、森永ラムネを2〜3粒食べましょう。素早く消化吸収され、しばらくすると満腹感を得られるでしょう。
このような食べ方であれば、太る心配はないでしょう。もちろん、食べ過ぎるとラムネの過剰摂取が原因で太りますよ。
1日のエネルギー摂取量と運動量
人が太る原因は、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ることが原因です。
昔は食べるため自分で調理しなければならなかったのが、今では外食や総菜など手軽に食べることができるようになりました。
その上、高エネルギーの料理が増えているのです。
そして、移動するにも自転車や自動車を使うようになり、運動量も減少しています。これでは、太っても仕方ありませんね。
食べたら運動すればいいと思われていますが、食べた分のエネルギー量を消費するのはそう簡単ではありません。
私もジムに通っていましたが、自転車を1時間漕いで100kcalにしかなりませんでした。
ケーキ1個分のエネルギー(約350kcal)を消費するのは本当に大変なことです。
ストレスにも注意を
どんなに食事制限を実践しようと思っても、ストレスで食欲が止まらないことってありませんか。
私はストレスに弱く、ついストレス解消のため食に走る傾向にあります。
ストレスがあると、食に走ってしまうのには理由があるのです。ストレスによって、体内の様々なホルモンバランスが崩れます。
そして、食欲をコントロールできなくなってしまうのです。できるだけ、ストレス解消できるよう努めて下さい。
ラムネは太るが痩せるためのコツもある
なぜラムネで痩せることができるのか、そのコツとは何かを理解するため、ラムネについての栄養学を簡単に解説しますね。
ラムネの原材料はブドウ糖
ラムネの原材料
ブドウ糖
でんぷん(片栗粉、コーンスターチなど)
酸味料(クエン酸)
これら3種類の原材料で、ラムネは作られています。主な原材料はブドウ糖で、90%以上に及びます。
ダイエットのキーワードとなるのが、このブドウ糖です。ブドウ糖とはいったいどういうものなのでしょうか。
ブドウ糖の働き
ブドウ糖は、体のエネルギー源として重要な役割を果たします。特に、脳にとっては唯一の栄養源なのです。
糖質には、単糖類・小糖類・多糖類があり、私たちが食べたごはん(炭水化物)は胃で消化され、最終的には糖質の最小単位であるブドウ糖まで分解されます。
その後、小腸で吸収され、肝臓にグリコーゲンという形で貯蔵されて、いつでもブドウ糖に変換できるようになっています。
しかし、エネルギーとして使いきれなかったグリコーゲンが内臓脂肪、皮下脂肪に変換されて太るのです。
ブドウ糖と血糖値
糖質は、単糖類、小糖類、多糖類の順に血糖値が上がりやすく、単糖類であるブドウ糖は、実は血糖値を上げやすいのです。
そして、血糖値が上がるとインスリンが分泌されるのですが、血糖が急上昇すると過剰に分泌され、脂肪に変換する働きがあります。
その結果、体脂肪をため込んで太ってしまうのです。
したがって、ラムネは本来は太りやすい食べ物なのです。では、どうすればラムネを使って太ることなく痩せることができるのでしょうか。
空腹と太るメカニズム
私たちは、おなかがすいたら食べたくなりますよね。このおなかがすくという現象は、ブドウ糖と血糖値が関わっています。以下が空腹〜満腹のサイクルです。
空腹〜満腹のサイクル
- 血糖値低下
- 空腹...(イライラ)
- 食べる【ブドウ糖補給】
- 満腹...(眠くなる)
このサイクルを人は延々と続けているのです。血糖値が下がることで脳は食事を食べるよう指令を出します。これが、空腹です。
そして、食事を摂った後、血糖値は上昇します。すると、インスリンが分泌されてブドウ糖は素早くエネルギーに変換されるのです。
この時、食べ過ぎてしまうと血糖値は急上昇しますが、満腹感を得ることができます。
したがって、血糖値が急上昇しない程度にブドウ糖を摂取すれば速やかに空腹感を得られるということです。
その結果、食べ過ぎを防ぎ、痩せることができるのですよ。
ラムネは太るが勉強・疲労回復・二日酔いに効果あり
ラムネはダイエット効果だけでない多くのメリットがあります。
太ることなく、その効果を得られるとうれしいですね。
くれぐれも、太るほど摂取しないようにしましょう。血糖値が上がり過ぎてしまいますよ。
勉強に励む学生の味方
勉強に集中したいとき、2〜3粒食べるとブドウ糖によって脳が活性化されて勉強がはかどります。
集中力や注意力、記憶力が高まります。これはブドウ糖の効果なのです。
しかし、摂り過ぎは注意が必要です。血糖値が上昇しすぎると眠たくなってしまいます。
太るから、2〜3粒ね!
学生時代にこの情報を知っていたかどうか記憶にありませんが、ラムネを食べてしっかり勉強すればよかったと今更ながら思っています。
疲労回復
エネルギーが不足している場合、疲労感を感じます。脳にまでブドウ糖が行き渡っていないのかも知れません。
ラムネを食べることで、疲労回復の効果を期待できますよ。
また、エネルギー補給をすることによって精神的疲労も回復することができます。
人間の体は、働くことによって疲労物質がたまるのですが、この疲労物質を取り除くにもブドウ糖は必要なのです。
筋肉の分解抑制(筋トレ後の摂取)
筋肉を増強したくて、筋トレをする人は多いのではないでしょうか。
しかし、エネルギー摂取が少ない場合、筋肉が分解されてエネルギー源になるのです。
そこで、筋トレ中〜筋トレ後にラムネを摂取すると、筋肉の分解を抑制することができます。
二日酔いの改善
お酒を飲むと、肝臓がアルコールを分解します。その間、血糖値を維持するためのブドウ糖を作り出す働き(糖新生)が止まるのです。
すると、体内のブドウ糖が不足して脳にまで栄養が行き届かなくなります。
二日酔いの症状である頭痛や吐き気は、低血糖が引き起こすこともあるのです。
したがって、低血糖による不調を改善することが期待できます。
まとめ
- ラムネは原材料がブドウ糖で約90%含まれる
- ラムネは太るが食べ方で痩せることは可能である
- 砂糖が原材料のラムネではダイエット効果はない
- ブドウ糖の不足(低血糖)が空腹感と関係している
- 過食によって血糖値が上昇しすぎるとインスリンが過剰分泌されて中性脂肪になり太る
- ブドウ糖は消化吸収が速くエネルギーとして利用されるため脂肪になりにくい
- ブドウ糖の摂取で空腹を抑えて食欲をコントロールできる
- 疲労回復効果あり
- 筋トレ時の筋肉の分解を抑制することができる
- 勉強中の摂取で集中することができる
- 二日酔いの改善も期待できる
- 太る原因は摂取エネルギーが消費エネルギーを上回るため
非常に安く入手できるラムネには、多くのメリットがありますね。
糖質は太りやすいですが、体にとって必要不可欠な栄養素でもあるのです。
ブドウ糖のメリットを活かして、かしこくダイエットしませんか。