健康や美容のためにトマトジュースを毎日飲むのはデメリットばかりなの?
結論、毎日飲んでもトマトジュースにデメリットはありません!しかし飲み方によっては体にデメリットがある場合も。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざが昔からあるように、トマトは体に良いイメージがありますよね。
では、具体的にトマトの何がどう体に良いのか知っていますか。
「なんとなくそんな気がする…」というあなたに、トマトがもたらすうれしい効果をご紹介!
今回は生トマトではなく手軽に摂れるトマトジュースの適切な量をお伝えしますよ♪
体に悪い飲み方の注意点や、ストレートと濃縮還元についても詳しく解説します。
あなたのライフスタイルやお悩みに合わせてトマトの良さを最大限に活かしましょう!
最後まで読めば、誰かに説明できるくらい詳しくなるはずです♪
Contents
トマトジュースは毎日飲んでもデメリットなし!
トマトジュースを毎日飲むメリット・デメリット
トマトジュースは体にメリットがあると聞くけど、本当になのかでしょうか。
答えは「体にメリットあり!」です。しかし量には注意が必要です。
トマトジュースでインターネット検索をすると、体にデメリットがあると書いてあるものも。
情報が沢山ありすぎて混乱すると思います。
トマトジュースには健康にかかせない多くの成分が含まれており、良い効果があることがわかっています。
しかし、飲み方や量よってはデメリットになる場合もあります。詳しく解説するので確認していきましょう♪
まずは、体に良いうれしい効果をまとめてみました。
トマトジュースのメリット
- 美肌・美白効果
- ダイエット
- 血圧の上昇を防ぐ(または低下させる)
- 血中の善玉コレステロールを増やす
- 肝臓機能の改善
こうやってみると良い効果しかないのでは?と感じますね。ではなぜ【体にデメリットがある】と出てくるのか。
飲み方や注意点、体の状態によって逆効果になっている場合があるのではないかと思います。
トマトの栄養成分
トマトジュースに含まれている成分は、ダイエット中の方や血圧で悩んでいる方、美肌になりたい方など、割と多くの人に当てはまる効果がありそうですね。
それぞれの悩みに合わせて、良い効果と成分をまとめたので確認しましょう。
私は美肌への効果が気になります!
成分と効果
リコピン
【抗酸化作用】
・体全体や肌の老化を防止(アンチエイジング)
・血管の老化を防ぐ(動脈硬化・高血圧・心筋梗塞・脳梗塞)
【日焼け防止】
・体内にリコピンがあると、紫外線からの活性酸素を抑えてメラニンの生成を最小限に。メラニンの生成を抑えるとシミの予防に。
カリウム
【ミネラルの一種】
・摂りすぎた塩分を調整する(浸透圧を調整し一定に保つ)
ビタミンC(アスコルビン酸)
【抗酸化作用】
・体全体や肌の老化を防止(アンチエイジング)
・血管の老化を防ぐ(動脈硬化・高血圧・心筋梗塞・脳梗塞)
【体内では作れないビタミン】
・コラーゲン生成に必要不可欠(皮膚・骨・血管の強度)
【ストレス緩和】
・アドレナリンの分泌を助ける(対ストレスホルモン)
食物繊維
【便秘解消】
・便を体外に押し出す力を助ける効果がある
【糖質・脂質の吸収を抑える】
・糖尿病・肥満を予防する(吸収を穏やかにする)
トマトジュースの中に含まれている成分で1番の強みになるのが【リコピン】という成分!
【ビタミンC】と似ていて、美容にも健康にも必須な成分(抗酸化)ですね!
トマトジュースは手を加えられているので、生のトマトの方が栄養あるのでは?と思いませんか。
トマトジュースの方が栄養が豊富という驚きな事実。私は生トマトの方が栄養があると思っていました。
信じられませんでしたが、理由を知って納得しました。
実は野菜コーナーに売っているトマトは、店頭にならぶ頃に赤くなるよう熟す前に収穫されています。
トマトジュースに使われるトマトは太陽の光を沢山浴びて、完熟してから収穫するので栄養満点♪
熟す前の青いトマトと、完熟して赤くなったトマトだと、長く太陽の光を浴びている方がよさそうですよね。実際に栄養の数値に違いもあります。
毎日飲むなら適量でデメリットなし
体に良いなら、毎日飲みたい!と思いますよね。
1日150~200mlであれば、毎日飲んでも大丈夫です!
薬ではないので、効果が感じられるまでに数か月かかります。毎日コツコツ摂取すれば体に変化が現れるはず♪
トマトジュースの1パック量は150~200mlなので、まとめ買いをして「毎日1本飲む」と日課にしてしまえば、苦にならず続けられそうですね♪
ちなみに箱で買った方が1本あたりの価格は割安になるのでおススメです♪
トマトジュースを毎日飲むメリットはデメリットを超える!
適切な摂取量は?
体に良いので沢山摂取すればより良い効果が出るのでは?と思うかもしれませんが、そんなことありません。
適切な摂取量は1日150~200mlです。
コンビニやスーパーに売っている小さめのパック飲料が大体150~200mlなので、量をはからなくていいので便利ですね♪
一概にトマトジュースといっても、色々なメーカーが出しているので含まれている成分などがかなり違います。
含まれている成分の量などを確認して、自分の体や食生活に合わせて選びましょう!
味にも違いがあるので、好みのメーカーが決まるまでは飲み比べるのもいいですね♪
もしくは色々な種類のトマトジュースをストックしておけば飽きずに楽しめるのでおすすめです。
私も近所のスーパーやコンビニエンスストアをまわり、手あたり次第買って飲み比べてみましたが、想像していたよりも味の違いがあって驚きました!
味が苦手な方もいると思いますが、飲みやすいものもありました!(ちなみに私はトマトジュースが苦手です)
繰り返しますが、飲めば飲むほど効果が上がるわけではないので、1日に摂取する適切な量を守りましょう。
注意点
トマトジュースとして1日に摂取する総量は150~200mlがベストですが、成分の量にも注意が必要なので、成分別に摂取量を確認していきましょう。
とりすぎると過剰摂取になったり、健康にデメリットをもたらしたりする可能性があります。
【過剰摂取】と聞くと少し怖い気持ちになりますが、大丈夫です!
量や注意点をしっかり把握していれば、効率的に体に良い成分を取り組むことが出来るので、恐れず味方につけて健康・美肌を手に入れちゃいましょう♪
1日に摂取しても良い量
リコピン【15~20ml】
摂りすぎると肌が赤や黄色っぽくなることがある。
カリウム【2600~3000mg】
(高血圧予防の方は約3500mg)
摂りすぎると高カリウム血症(吐き気・嘔吐・脱力感・しびれ感)
ビタミンC【100ml】
摂りすぎると腹痛・下痢などを引き起こす
食物繊維【24g】
摂りすぎると軟便、下痢などを引き起こす
先ほどお伝えした通り、あくまで成人1人あたりの1日の摂取量なので、他の食品等で摂取している量も考慮しないと過剰摂取になってしまうので気を付けましょう!
一番気を付けるべきは【カリウム】ですね。野菜や果物など、多くの食材に含まれている成分です。
摂りすぎると【高カリウム血症】を引き起こします。
基本的には無症状ですが、現れる症状としては吐き気・嘔吐・脱力感・しびれ感が挙げられます。
もしも違和感を感じたら、すぐに飲むのをやめましょう。
パックのトマトジュース(約200ml)に含まれている各成分の量は次の通りです。
1パック(200ml)に含まれる成分量
- リコピン【約15.9~61.7mg】
- カリウム【160~1200mg】
- ビタミンC【約6mg】
- 食物繊維【0.8~3.4g】
かなり幅があって少しわかりにくいですよね。
何故こんなにも幅があるのかというと、メーカーによって成分の内容や量がかなり違うのです。
味は似ていても含まれている量がこんなにも違うとなると、成分表をチェックしないと【トマト味のジュース】を摂取してしまっているだけで健康に良いどころか、意味のない可能性もあります。
健康・美容のために、せっかく摂取しているので成分表をちらっとでも見るようにしましょう♪
上記のほかに、注意してみていただきたい成分が4つあります。
【食塩・保存料・着色料・糖質】この4つです。
【食塩・保存料・着色料】この3つが入っていないトマトジュースは、多くあります。
また、糖質と食塩相当という項目がありますが、低い数値のほうが好ましいです。
リコピンとビタミンCで抗酸化作用が期待されるのに、糖質が多いと酸化してしまうからです。
さらには、カリウムで塩分調節等の効果が期待されているのに、食塩が多いとむくみの原因にもなります。
食事でも塩分や糖質が多く含まれていることが多いので、トマトジュースでは出来るだけ抑えておきたいですね。
ストレートと濃縮還元の違い
トマトジュースの良さに関しては誰かに説明できてしまうくらいに、わかってきたのではないでしょうか。
トマトジュースが体に良いのであれば、【ストレート・濃縮還元】と表記の違いが気になってきませんか。
【ストレート】と【濃縮還元】とは何か?どう違うのかご紹介します♪
違い
製造方法の名前。ストレート法と濃縮還元の2種類が主流。
ストレート
野菜や果物を絞汁したあとに、加熱殺菌のみする製法
濃縮還元
野菜や果物を絞り、水分を飛ばしてペースト状(濃縮)にしたものを冷凍保存し、製品を作るときに再び水分を加えて(還元)、濃度を元に戻した製法
濃縮還元は成分や味がぎゅっと濃縮されているタイプ、ストレートはさらっとしているタイプですね。
製造方法別のメリットデメリット
メリット
【ストレート】
本来の風味が楽しめる。
【濃縮還元】
旬の時期や収穫時期など関係なく品質が1年中安定する。
デメリット
【ストレート】
日持ちしないので保存方法に注意が必要。
【濃縮還元】
味と香り飛んでしまう。原産国名がはっきりしないので農薬が付着しているものを使っている可能性がある。
実際に飲み比べてみましたが、ストレートは香りと風味が強いです。濃縮還元は香りと風味は控えめ。
トマト感を感じたい方は【ストレート】、トマトが苦手な方は【濃縮還元】の方が飲みやすいと思います。
ちなみに、私はトマトジュースが苦手なので濃縮還元の方が飲みやすさを感じました。
味や風味の違いは少なからずありますが、実際に栄養効果を期待して飲んでいる方が多いと思うので、【ストレート】と【濃縮還元】で栄養の違いがあるのか調べてみました。
栄養素の量は、ほとんど同じ!ストレートも濃縮還元も、製造過程で食物繊維やビタミンCが減少することがあるようですが、それでも栄養素の量は同じです♪
トマトジュースは毎日でもデメリットなし!飲むベストタイミングは?
飲むベストタイミングは?
せっかく飲むならより良いタイミングで摂取したい!と思いますよね。
食事の30分前に飲むのがおすすめです!
何故なら糖の吸収を穏やかにしてくれるので、食後の血糖値の上昇を抑える働きがあるからです。
30分前というのが実は重要。直前すぎる、または10分前、20分前など食事までの時間が短いと、効果が十分に発揮できないと研究結果もあります。
血糖値の上昇を抑えると何故いいのでしょうか。血糖値が急上昇すると、次は血糖値を下げる動きをします。
この上下の動きを【血糖値スパイク】と呼びます。
この【血糖値を下げる】際に一緒に起きる【脂肪が蓄積されやすい】という動きを最小限に抑えるために、血糖値の上昇を緩やかに抑えるのが効果的とされています。
朝と夜の効果の違い
食事の30分前はわかりましたが、朝がいいのか夜がいいのか?何か違いがあるのかも知っておきたいですね。
血糖値を抑えたい方は朝!美肌やダイエットの方は夜!
朝でも夜でもトマトジュースを飲むと体に良い効果があることに変わりありません。
最大限に効果を発揮させるために、期待する効果と悩みに合わせて朝と夜を選んでみてください♪
朝飲むメリット
朝にトマトジュースを飲むとリコピンの吸収率がぐんと高くなります。
そのため、朝にトマトジュースを飲むことで血糖値の上昇を抑制する効果がより期待できます♪
夜飲むメリット
寝る前にトマトジュースを飲むと、成長ホルモンの働きが活性化します。
肌の新陳代謝や筋肉の回復を助ける成長ホルモンは、美肌の効果や痩せやすい身体作りをサポートする役割があります♪
飲むタイミングを変えるだけでより良い効果が期待できるのであれば、ぜひ取り入れましょう。
両方の効果を求める場合は、朝100ml、夜100mlと分けて飲むのもありですね♪
おまけ知識♪【吸収率アップ】
トマトジュースに含まれている成分のより良い摂取方法、吸収率アップの方法を調べていて面白い情報を発見しました。
「リコピンは油に溶けやすい性質をもっていて、温めるとリコピンの吸収率を4倍も上げることが出来るらしい」という内容!
つまり、【トマトジュースを温めて、オイル(オリーブオイル等)と一緒に摂取すると吸収率が上がる!】ということ。
トマトスープのような味わいになりそうですね。具も欲しくなりそう…。
食事の30分前に飲むと空腹感が抑えられて、食べすぎ防止も期待できそうです♪
ちなみに先日、カレーを作る際に水ではなくトマトジュースで作ってみました。
トマトの酸味とカレーの辛さとスパイスが驚くほど合っていて、とても美味しくできたのでかなりおすすめです!
まとめ
- トマトジュースはデメリットなし!しかし、摂取量によっては逆効果になる可能性がある
- 美肌・ダイエット・血圧を抑える効果がある
- 毎日飲んでも体へのデメリットはない
- 食事で摂取している成分と合わせて1日の摂取量を考慮しよう
- 食塩・保存料・着色料・糖質オフのものを選ぶ
- ストレートは野菜や果物を絞汁したあとに、加熱殺菌のみする製法
- 濃縮還元は野菜や果物を絞り水分を飛ばしてペースト状にしたものへ再び水分を加え濃度を元に戻した製法
- 食事の30分前に飲めば効果がアップ
- 血糖値を抑えたい方は朝
- 美肌やダイエットの方は夜
- トマトジュースを温めてオイル(オリーブオイル等)と一緒に摂取すると吸収率が上がる
健康、美容にうれしい効果のある成分が沢山含まれている【トマトジュース】。
量さえ注意すればデメリットはないので、積極的に摂取してはいかがでしょうか。