神社での願い事の正しい言い方を知っていますか。
『自己紹介をする』『感謝の気持ちを伝える』『決意表明を聞いていただく』のが、正しい言い方です。
神様に、応援してあげたいなと思っていただけるような、神社での願い事の言い方には作法があります!
神様に対して日々の感謝の気持ちを伝え、決意表明を聞いていただき、見守ってもらえるように願うのです。
自分の利益だけを願うような願い事をされても、神様はよい顔をされませんよね。
また、神社では、願い事をしてはいけない!という話を聞いたことはありますか。
なぜそのように言われるのかを詳しく解説します!
祈祷と祈願の違いや、願い事の種類も詳しく紹介しますね。
最後まで読んでもらえれば、神様に失礼がない言い方で参拝をすることができますよ♪
Contents
神社での願い事の言い方は【3つの作法】がポイント♪
神社での願い事の言い方に決まりはありませんが、神様に失礼が無いように、正しい作法を覚えておきましょう!
神社では、【自己紹介をする】【感謝の気持ちを伝える】【決意表明を聞いていただく】のが正しい作法です。
自分が何者なのかを神様にお伝えしよう
一番最初に神様への自己紹介をします。
『愛知県名古屋市○○区◇◇町△△番地の佐藤鈴子と申します』というように、あなたの名前と住所を神様に伝えましょう。
その時にポイントとなるのは、『小さな声』を出すこと!
声を出してお話することで、神様によく聞こえますよ。
周りに人がいて恥ずかしい場合は、心の中でお話をしても大丈夫。
神様は、耳を澄まして聞いてくださいます。
日々、健やかに暮らせていることへの感謝をお伝えしよう
神様は私たちをいつも見守り、恩恵を与えてくださっていますよね。
神社に参拝をする際には、神様への感謝の気持ちを伝えることが、一番大切なことです!
『日々ご加護をたまわりまして、ありがとうございます』と、日頃の感謝の気持ちを伝えましょう。
神社は、神様に願い事をするのではなく、神様へ日々の感謝の気持ちを伝える場所です。
決意表明を聞いていただきましょう
願いを叶えてくれるのは、神様ではありません!
あなたの願いを叶えるのは、あなた自身ですよね。
自分自身と静かに向き合い、結論を出し、その決断を神様に宣言をしましょう。
『私は自分の願いを叶えるために努力してまいります。願いを叶えるまで、見守ってください』と、お願いしましょう。
それが神社での『願い事』の言い方の正しい作法です。
神社では願い事をしてはいけない?
神社では、多くの人が『神様に願い事』をしていますよね。
- 志望校に受かりますように
- 宝くじが当たりますように
- 彼が私を好きになってくれますように
- 痩せますように
それは本当に、神様が叶えられる願い事なのでしょうか。
また、神様が叶えなければいけない願い事なのでしょうか。
他力本願な願い事ではありませんか?
自分の努力で叶えなくてはいけない願い事を、神社で神様に叶えてもらえるように、押し付けていませんか。
『神社では願い事をしてはいけない』という本質はそこにあります!
あなたの願い事を叶えるのは、あなた自身です。
自分では努力をせずに、神様に願いを叶えてもらおうとする姿勢は、ほめられるものではありませんよね。
願い事を叶えるために、あなた自身が努力をする姿を、神様に見てもらうことが大切なのだと思います。
『がんばっているから、応援してあげたいな』と、神様に思ってもらえるように行動することが大切!
努力する姿を見せることで、神様からのご加護をいただけるのです。
例えば、合格祈願で参拝する時に、『どうか志望校に合格しますように』と願っていませんか。
それは、『神様、何とか憧れの高校に入れてくれ!』と言っているに等しいです。
そのような言い方をしては、いけないですよね。
『志望校に合格できるように一生懸命に勉強します。ですが、立ち止まってしまった時には、背中を押してください!』と願うべきではないでしょうか。
『神社で願い事をしてはいけない』というのは、『私の願いを叶えて!と、神様に押し付けてはいけない』と解釈しましょう。
神様の前で願い事を宣言し、私の願いを叶えるために努力する姿を見守ってくれるように、頼むことが神様への『願い事』です。
神社では願い事を絶対にしてはいけないの?
『神社ではお願い事を絶対にしてはいけない』わけではないと私は考えています。
『病気が治りますように』『離れて暮らす息子家族が幸せに暮らせますように』など、自分の努力ではどうにもならない願い事が、誰の人生にも必ずあるからです。
そのような人に向かって、神様に『願い事はしてはいけない』と私は言えません!
私の娘には障がいがあり、心臓の手術を2回経験しました。
その時には、家族で神社に参拝をして『どうか手術がうまくいきますように』とお願いをしました。
神様が娘の手術をしてくださる訳ではありませんが、願わずにはいられません!
神様に願い事をするというのは、そのような状況に置かれている方の、心を安定させる意味もありますよね。
神様に願い事をして、心の引っ掛かりをほどこうとすることが、人生には必要な時もあります!
人生で悩み苦しんでいる時は、どんどん神様に願い事を話しましょう。
心優しい神様は、きっとあなたの幸せを願ってくれるはずです♪
神社での願い事の種類をわかりやすく一覧!
神社で願い事をする時に、『ご祈祷を受ける』ことがありますよね。
どんな時にどんなご祈祷を受けたらよいのか、判断に悩む時があります。
ご祈祷の種類について詳しく説明しますので、ぜひ、参考にしてくださいね。
そもそも、ご祈祷って何?
『ご祈祷』と『祈願』という言葉をよく聞きますよね。
呼び方が違いますが、何が違うのでしょうか。
祈祷とは、「社殿」にて神主や祈祷師や僧侶が、神仏に願いを伝えることで、そのご加護が受けられるように祈る行為
祈願とは、通常のお参りのことで社殿には入らずにお賽銭を奉納し、拝礼して神様にお願いする行為
特別な強い願い事がある時に、ご祈祷をしてもらうようにしましょう。
祈祷の種類
『厄払い(厄祓い)』 厄払いとは、すでに付いている厄を神仏に祈る事で取り払い、吉に転じるためのお祓いのことです。厄払いは、大厄(男性42歳・女性33歳)の歳に行うのが一般的です。
男性の厄年は、25歳・42歳・61歳が本厄で、それぞれの前後の年を前厄・後厄としています。
3年間は厄の被害を受けないように健康に注意し、厄落としをして、常に気を付けて生活をする必要があると言われています。
女性の厄年は、19歳・33歳・37歳・61歳が本厄で、それぞれの前後の年を前厄・後厄としています。
3年間は厄の被害を受けないように健康に注意し、厄落としをして、常に気を付けて生活をする必要があると言われています。
女性の30代は前厄・後厄を入れると(32・33・34・36・37・38)の6年間が厄年になります。
身体的な変化を迎えることが多い時期なので特に注意が必要になります。
『方位除け』 引っ越しや旅行などで「行く先の方向方位」による災いを防ぐように祈るご祈禱。
『家払い』 新築・転居・入居・改築など住居や店舗が変わる時に、災いが起らぬようにお祓いすること。
『安産祈願』 出産前の妊婦さんが『無事に子供が産まれますように』と祈願するご祈祷。妊娠5カ月の最初の戌の日に祈願するとよいと言われている。
『初宮詣で・お宮参り』 男児は生後32日目・女児は生後33日目に氏神様に初参りをし、新生児の末永い幸せ・成長・健康を祈る。
『七五三』 3歳(髪置き)・5歳(袴着)・7歳(帯解き)の祝いの年を迎えた子供の成長を祝う。数え年でのお祝いが本義ですが、近年は満年齢でのお祝いが増えている。
『家内安全』 家族が健康で幸せに過ごせるように、(基本的には)一家の家長が受けるご祈祷。
『身体健全・健康祈願・無病息災など』 毎日を健康に過ごせるように願うご祈禱。病気あけの方などが受けることが多い。
『合格祈願』 学校受験・就職試験・資格試験などの合格を祈るご祈祷。
『交通安全』 車の買い替えをした時、車での旅行前などに受ける。自動車事故や故障などの災難にあうことがないように祈るご祈祷。
『商売繁盛』 商売を職業としている方の、繁盛と繁栄を祈るご祈祷。
『心願成就』 心にちかう願い事が、円満に叶うように祈るご祈禱。
『必勝祈願』 勝負事やスポーツなどの必勝を願うご祈祷。
『良縁成就』 男女のよき縁をもたらしてもらうように祈るご祈禱。
『病気平癒』 現在病気をされていて、一日も早い回復を祈るご祈祷。家族や知人が本人の代理でご祈禱を受けることも可能。
まとめ
- 神社で願い事をする言い方は、一番目に、自己紹介をしましょう
- 神社で願い事をする言い方は、二番目に、神様に感謝の気持ちを伝えましょう
- 神社で願い事をする言い方は、三番目に、決意表明をしましょう
- 神社では、願い事をしてはいけないのではなく、神様に願い事を叶えてもらうように押し付けてはいけない
- 願い事を叶えるために、あなた自身が努力をする姿を、神様に見てもらうことが大切
- 人生で悩み苦しんでいる時は、どんどん神様に願い事を話しましょう
神社で願い事をする時は、神様に失礼のない正しい作法でお願いしましょう。
きっと、優しい神様は、耳を澄ませてあなたの願い事を聞いてくれています!
『どんな夢があるんだろう。どんなことを悩んでいるのだろう。背中を押してあげたいな…』とあなたを必ず見守ってくれますよ♪