現金書留の封筒のサイズが2種類あり、大きいものなら香典袋やお祝い袋も入れられます。
3つ折りならA4サイズの紙も封筒に入るので、手紙を書いて同封できますよ。
また、現金書留の封筒のサイズでは入らない品物も、別に袋を用意すれば現金と一緒に送れるので便利です♪
親戚の葬儀や友人の婚礼があっても遠方の場合や、仕事・家庭の事情で出席できないことはありませんか。
出席できないなら、せめてお香典やお祝いは送りたいと思う方もいるでしょう。そんな時は郵便局で現金書留を送りましょう!
そんなあなたに現金書留の送り方を詳しく解説します!事前に送る方法がわかればスムーズに手続きができますよ♪
Contents
現金書留の封筒サイズは大なら香典・お祝い袋も送れる
現金書留の封筒のサイズには大小2種類があります。
大きいサイズの封筒は縦21.5cm×横14cm、小さいほうは縦19.5cm×横12cmです。大きいサイズの封筒は、縦と横が2cmずつ大きいですね。
この現金書留の封筒には香典袋やお祝い袋を入れて送ることができますよ。
現金書留の封筒サイズの選び方【香典・お祝いの金額別】
香典袋やお祝い袋は包む金額によって大きさが違うんだけど…。
それぞれに適した現金書留の封筒のサイズを解説します!
香典・お祝い袋に包む金額 | 封筒サイズ(目安) | 現金書留封筒のサイズ |
---|---|---|
1〜3万円 | 縦18.5cm×横10.5cm | 小 |
3〜5万円 | 縦19.5cm×横12.5cm | 大 |
5万以上 | 縦21cm×横14cm | 入らない |
包む金額が少なければ小さい方の現金書留封筒でも入りますが、3万円以上入る金封は大きいサイズの現金書留封筒を使うのがよいですね。
香典・お祝い袋の大きさはメーカーや商品によっても違うので、サイズの確認を必ず行ってくださいね。
お祝い袋は水引きのデザインにも注意!
特にお祝い事だと水引が豪華なものを選びたくなりますが、それだと厚みが出てしまい、封筒がうまく閉まらないということも。
送る費用はサイズや重さで決められるので、送料を抑えたい場合はお金を包む袋のデザインも考慮しましょう。
ところで、現金書留に香典・お祝い袋だけ入れて送るのもいいのですが、少し味気ない気がするのは私だけでしょうか。
現金書留封筒に金封を入れてもまだ余裕があれば、手紙を一緒に入れることもできますよ。
実は大きいサイズの現金書留封筒には、3つ折りにしたA4サイズの紙が入るのです。
A4サイズの紙は、大きさが縦29.7cm×横21cmです。3つ折りにすると単純計算で縦9.9cm×横21cmなので同封することが可能なのですよ。
ひと言だけ書ければいいということなら小さなメッセージカードで充分ですし、A4よりも小さいサイズの便せんもたくさん販売されています。
何かひと言でも添えて送れば、相手にもあなたの気持ちが伝わるでしょう♪
現金書留の封筒を送る料金の計算方法
現金書留封筒を送る時にかかる料金の計算方法についてお話しますね。下記の4点を確認し、料金を足していきます。
料金の計算方法
- 現金書留封筒代…21円(大・小とも同じ)
- 定形・定形外郵便物の区分による基本料金を確認
- 包む金額に合わせた現金書留料金を確認
- 速達や配達日時指定のオプションを付ける場合は料金を確認
計算方法【1】現金書留の封筒代
はじめに知っておきたいのが、現金書留封筒の販売価格です。
現金書留封筒の販売価格…大・小どちらも1枚あたり21円
計算方法【2】定形・定形外郵便物の基本料金を確認
次に、料金を計算するうえで知っておきたいのが、定形郵便物・定形外郵便物についてです。
郵便物はサイズや重さで料金が決められていて、定形郵便物と定形外郵便物といわれる区分があるのですよ。
定形・定形外 | サイズ | 重さ |
---|---|---|
定形郵便物 | 縦23.5cm×横12cm×厚さ1cmまで | 50g以内 |
定形外郵便物(規格内) | 縦34cm×横25cm×厚さ3cmまで | 1kg以内 |
小さいサイズは定形郵便物の規定におさまりますが、大きいサイズの現金書留封筒は横幅が14cmなので、定形郵便物の規定よりも大きいため定形外なのです。
定形・定形外郵便のどちらに当てはまるのかがわかれば、次は基本料金を確認しましょう。
定形郵便物の基本料金(小さいサイズの現金書留封筒)
重さ | 料金 |
---|---|
25g以内 | 84円 |
50g以内 | 94円 |
たとえば、小さいサイズの封筒で、重さも25g以内におさまるならば、基本料金は84円ですね。
また、25gを超えてしまい、50g以内におさまれば基本料金は94円となります。
定形外郵便物の基本料金(大きいサイズの現金書留封筒)
重さ | 料金(規格内) |
---|---|
50g以内 | 120円 |
100g以内 | 140円 |
150g以内 | 210円 |
250g以内 | 250円 |
500g以内 | 390円 |
1kg以内 | 580円 |
大きいサイズの封筒を使って送る場合は、定形外郵便でした。50g以内におさまれば、基本料金は120円になりますね。
計算方法【3】包む金額に合わせた現金書留料金を確認
現金書留は、相手先に届くまでの過程が記録され、万が一、盗難や事故で届かなかったら、窓口で出す時に申し出た金額の範囲内で補償をしてくれるのです。
現金書留料金は435円なのですが、この料金で1万円までなら補償してくれます。
現金書留の場合、補償の上限額は50万円までとなっていて、包んだ金額が1万円より多い場合、1万円を超えた部分5,000円ごとにプラス10円の追加料金がかかるのです。
たとえば、包む金額が3万円だったとしましょう。
3万円包む場合の計算方法
3万円-1万円=2万円
2万円÷5,000円=4
4×10円=40円
435円+40円=合計475円
3万円を送る時の現金書留料金は475円になります。
窓口で現金書留を出す時に金額を申し出なかった場合、中身が1万円より多く入っていても、万が一の時は1万円までしか補償されません。
現金書留を出す場合は、窓口で在中金額を必ず申し出ましょう!
計算方法【4】速達や配達日指定のオプションを付ける場合は料金を確認
現金書留には速達・配達日・配達時間指定のオプションのいずれかが追加できますよ。(併用はできないのでご注意ください。)
速達の利用料金
重さ | 基本料金に追加する料金 |
---|---|
250gまで | 260円 |
1kgまで | 350円 |
平日または土・日・祝日に配達を指定する場合の料金(配達時間帯は指定しない)
指定日 | 基本料金に追加する料金 |
---|---|
平日 | 32円 |
土・日・祝日 | 210円 |
配達時間帯を指定する場合の料金
重さ | 基本料金に追加する料金 |
---|---|
250g以内 | 340円 |
1kg以内 | 440円 |
受け取る側の人が土日しか受け取れない場合や、急いで送りたい場合には、お金はかかりますが、このようなオプションをつけておくと便利でしょう。
料金の計算例
【例1】
1万円包んで送る場合の料金(小さいサイズの封筒を使用)速達・配達日・時間帯指定なし
【1】現金書留封筒代21円+【2】定形郵便基本料金84円+【3】現金書留料金435円=540円
【例2】
3万円包んで送る場合の料金(大きいサイズの封筒を使用)配達を土曜日に指定
【1】現金書留封筒代21円+【2】定形外郵便基本料金120円+【3】現金書留料金475円+【4】土曜に配達210円=826円
料金の計算例をご紹介しましたが、自分で計算するのは正直面倒ですね(笑)だいたいこのくらいの費用がかかるんだと知ってもらえたらOKです。
また、封筒の中にたくさん入れてしまうと重くなり、料金は高くなってしまいます。
もし、安い料金で送りたい場合は、装飾の少ない金封を選んだり、手紙のサイズを小さくしたりするなどの工夫をしてはいかがでしょうか。
次の項目でご紹介する、送る手順さえわかっていれば、料金は郵便局員さんが計算してくれますのでご安心を♪
現金書留封筒を送る方法をわかりやすく解説♪
ここでは現金書留を送る方法についてご紹介しますね。
私はどちらかというと、窓口で一から十まで聞くのが苦手なタイプです。緊張してしまうのですよ。
ですから、わからないことは先にネットで調べて、どうしてもわからないところだけを窓口で聞くようにしています。
もし私のような方がいたら、ぜひここから先も読んでくださいね。事前に手順がわかれば、窓口で差し出す時に慌てずに済みますよ♪
現金書留を送る方法
- 郵便局で現金書留封筒を買う(コンビニでは取り扱いがないので郵便局で買いましょう)
- お届け先欄に宛先の住所・名前・電話番号(相手の電話番号がわからない場合はあけておいても届く)を書く
- ご依頼主欄に差出人の名前・住所・電話番号(差出人の電話番号もなくてもOK)を書く
- お金を入れる(一緒に手紙を入れることも可能)
- 封をする
- 封筒の裏に2か所割り印を押す。または署名(名字を丸で囲む)でもOK
- 郵便局に出す・料金の支払い(封筒の中にいくら入っているのかを必ず伝える)
以上が現金書留を送る方法です。窓口で送る手続きが済んだら、無事に到着したか気になりますね。
現金書留には追跡サービスがあるので、後日、郵便局のホームページから確認してみましょう。
追跡サービスを利用するには、発送控えに記載のある、お問い合わせ番号を入力して検索します。
私は心配性ではないのですが、送った荷物が今どこにあるのかをついつい確認したくなってしまうのですよ(笑)
便利なサービスなので、ぜひ使ってみてくださいね。
さて、これまで現金書留封筒を使って現金を送る方法や料金についてお話してきましたが、実は現金だけでなく、品物を一緒に送ることもできるのです。
現金と品物を添えて送る時に、知っておけば役に立つ知識を次の項目でご紹介します!
現金書留は封筒と定形外を使って送る方法も!
現金を送る場合に、必ず現金書留封筒を使わなくてはいけないわけではありません。
たとえば、葬儀に行けない場合にお香典とお供え用のお菓子や線香を送りたい、また、結婚式に出席できないからお祝いとプレゼントを送りたいこともあるでしょう。
そんな時は、金封と品物が両方入る袋を自分で用意するか、郵便局で販売されている袋を購入し、定形外郵便物の規格外という区分で現金と品物を一緒に送ることができますよ。
定形外郵便物には規格内と規格外の2種類があり、規格内におさまらない場合は規格外という区分で送るのです。
規格内 | 規格外 | |
サイズ | 縦34cm×横25cm×厚さ3cmまで | 縦=60cmまで 縦+横+厚さ=90cmまで |
重さ | 1kg以内 | 4kg以内 |
規格内の厚さ3cmという条件は、品物を一緒に送るには少し薄いかもしれません。
しかし、規格外はサイズが縦(長辺)60cmまで、さらに縦・横・厚さの合計が90cmまでのもの、重さは4kg以内とされているので、品物が十分入りそうですね。
ただ、規格外は規格内よりもサイズが大きいので料金もアップします。
重さ | 料金 |
---|---|
50g以内 | 200円 |
100g以内 | 220円 |
150g以内 | 300円 |
250g以内 | 350円 |
500g以内 | 510円 |
1kg以内 | 710円 |
2kg以内 | 1040円 |
4kg以内 | 1350円 |
ではここで、料金の計算方法をおさらいしましょう。
【料金計算例】
お祝い3万円とプレゼントで重さが300gの場合
(速達・配達日指定・配達時間指定オプションなし)
【2】定形外(規格外)料金510円+【3】現金書留料金475円=985円
ただし、袋を郵便局で購入する場合は別途袋代が必要です。
送料は少し高くなりますが、現金と品物を分けて送らなくても一緒に送る方法があったのです。
私も今度、お祝いとプレゼントを送る機会があるので、ぜひこの方法を使ってみたいと思います♪
まとめ
- 現金書留の封筒には大・小2種類のサイズがある
- 現金書留の封筒のサイズで香典・お祝い袋は入る
- 現金書留の封筒には3つ折りにしたA4サイズの紙も入る
- 現金書留の送料は現金書留封筒代・基本料金(定形・定形外で異なる)・現金書留料金・オプション代を足していく
- 現金書留を送る時は郵便局で封筒を買って自宅で準備してから
- 現金と品物を一緒に送ることが可能
葬儀も結婚式もできれば出席したいですね。しかし、どうしても出席できない時には気持ちを込めて香典やお祝いを現金書留で送りましょう。
送る方法やポイントを知っておけば、上手にサービスを利用することができますよ!